『隅田川妖怪絵巻プロジェクト』
2012年10月から始まった、地域の伝承を掘り起こし、後世に語り継ごうと活動してきたNPO法人
千住すみだ川の海老江重光さん。
妖怪造形作家の天野行雄さんと組んで、毎年さまざまなイベントを南千住で開催してきました。
今回はその5年にわたる活動の集大成として、南千住の町全体を美術館に見立て、妖怪画の展覧会を開催
歴史・伝承・妖怪など、実際の町を歩きながらスタンプラリーで収集し、参加者が『南千住百物語絵巻』を
完成させるという観光イベントです。
当社も19社のひとつとして、3月の後半毎週末8日間、参加させていただきました。
5つの商店街組合などが主催参加して、また妖怪作家天野さんの『隅田川の妖怪教室』の出版もかねての
記念プロジェクトでした。
春休みとあって親子連れのご家族や、地元だけでなく遠方からのお客様もいてびっくり。
どなたも当社へは初めてご来店いただく機会にもなり、ささやかに糀ドリンクでおもてなしさせていただきました。
今年で取り壊してしまう仲通り商店会の大黒湯での打ち上げ会も、改めて地域交流の絆、地道な活動
のつながりの大切さを感じる基地様な機会もいただけました。
地域密着は㈱堀澄の目指す目標でもあります。



ちなみに当社のスタンプラリーテーマは『泪橋』です。
橋の名がつくようにその昔は川が流れていました。
それはさかのぼると、石神井川が王子で音無川となり、このあたりでは思川として隅田川に流れ込んでいきました。どおりで地盤がゆるいわけです。いまは暗渠となりましが、当社のまちの駅の地名、千住堀も川が流れてたこのあたりから名づけました。
囚人が泪をながして小塚原処刑場に行ったという由来の、泪橋です。
はずれとはいえ江戸です。
そういえば俳句のまち宣言した荒川区、松尾芭蕉が奥の細道へと旅経ったのもこの時期です。
この荒川の千住の地を離れるときに詠んだ芭蕉の句です。
行く春や 鳥啼き 魚の目は泪
泪に関連が深いんだ。。。