
うわーっ、なんともどっしりとした安定感のある布袋様。
こちらは谷中七福神のひとつで江戸期文化文政のころには花見寺とよばれた修性院で、歌川広重の『名所江戸百景』にも描かれています。
肝をしっかり据えて、大らかにゆったりと構えてと新年早々教わった気分です。
一年の初めにこの布袋様にお会いするのはいいものだなぁと、早くも来年も来たいと思ってしまいました。
さてもう一つのご開帳は青雲寺の恵比寿様です。

修性院とはすぐお隣に位置している青雲寺はこちらも花見寺と称されていたそうです。この近辺、ひぐらしの里は他に月見寺(本行寺)や雪見寺(浄光寺)もあってなんとも風流な江戸時代の庶民の暮らしぶりがうかがえます。
そうそうこんな句を西日暮里公園で見つけました。
桃さくら鯛より酒のさかなには 見ところ多き 日くらしの里 十返舎一九
花より団子とはよく言いますがそれより見所多いとは、、、今の日暮里の山の上からの展望はいかばかりだったことでしょう。
これらのことは去年受講した荒川区観光ボランティア講座からの学びのおかげです。
受講して何よりよかったことは、日暮里生まれ千住育ちの私ですが知らないことだらけで、歴史にふれて特に江戸の時代に思いを馳せ地域に誇りをもてたことです。
元旦から十日までご開帳というのもその時知りました。会えてよかったぁー。
皆さんにも拝んでいただき福のおすそ分けさせていただいて、今年もどうぞよろしくお願い致します。