アニモ店主の日記

2013/08/25

隅田川妖怪絵巻アートプログラム

夏休みの特別企画として地元南千住で、ユニークなイベントがあり初参加してきました。

江戸東京を象徴する隅田川は、なるほど長い歴史の川ならばこそで、ぬしは大きな緋鯉だったとか。

今から100年以上前の明治時代に出版された『東京近郊名所図会』には、あるおばあさんが隅田川の水面が真っ赤に

染まっていたのをびっくりしてながめていたところ、大きな緋鯉があらわれたと書かれています。

ただし、その緋鯉には片方しか目がなかったといいます。その理由は、強暴な船乗りに鳶口をうちこまれたとか、千住大橋を

架けるときの事故で失ったなどと言われているようです。

そんな伝説の隅田川の水を汲んできて、水墨画で緋鯉を描こうというワークショップでした。

先生は、妖怪造形家の天野行雄さんです。日本各地のモノノケを、アートを通じて紹介するというコンセプトで幅広く活動されています。

夏休みでお子さん連れのお母さん達に交じっての久々のワークショップでした。そういえば娘が小さい頃よく通ったものです。

そうしてできあがったのが、これです。

絵心ゼロの私でも、それっぽ、みえるでしょうか(笑) ご指導の賜物です。

使ったのは、割りばし・アクリル絵の具・ケシゴムハンコ・スタンプ・墨汁・筆でした。

来月からいよいよ南千住検定試験のための講義が始まります。

地元南千住をわくわくしながら、もっともっと知っていきたいと思いました。

残暑厳しい中、見上げれば空は秋の顔をしていました。